断絶

 

どのことばが刺だったのか

ぷっつりと音信不通

これしきのことで滅入るとは

自分でも思わなかった

遠いところの人だもの

伝わらなかったに違いない

不用意に近付き過ぎたせい?

私の国のことばでないから

誤解したのに違いない

いやこちらの底が割れた

分かり合う素振りにまがいものを見て

切り落とされた私ではないか

多弁のつけがいつか来ると

恐れながらも書き続け

これで失うこともあるかと

覚悟の末の送信ボタンだった

いざ現実の断絶に

ただの白い受信簿は

拒絶の意思を示す

No response

No mail

 


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