March 20--30, 2018

To New Zealand

A Brief Report

 

This is a report sent to a travel agent in New Zealand right after our journey I was requested to write it for their blog to demonstrate how we made the journey with their support. Actually individual travelers today check websites to learn about their destinations beforehand as much as they can. So did we. Actually thanks to their support, we had a great time in NZ

 

これはニュージーランドの旅行会社(Global Net New Zealand)に帰国直後に送った、会社のブログ掲載用の感想文と写真です。次の旅行者たちが読んで、参考にするための(宣伝用の)ものです。昨今の個人旅行者は出来るだけ様々なネット情報を読み比べて目的地のことを知り、準備します。私たちもそうしました。実際、エージェントのサポートのおかげで素晴らしいNZ旅行ができましたのでお礼の文章になっています。

Global Net New Zealand 御中

NZ旅行の感想をお送りいたします。


この度は娘共々大変お世話になりまして、どうもありがとうございました。3/20から3/30迄の10日間、NZに浸りきる誠に贅沢な時を過ごすことが出来ました。心より御礼を申し上げます。2014年に"The Lord of the Rings"聖地巡礼(?)の旅に出かけた娘が、すっかりNZの虜となり、是非一緒に行こうと誘ってくれました。今回は娘が「前回もっと見ておきたかった所に行って、NZの大自然を満喫する旅にしよう」というプランを立てたものに、GlobalNetからご提案を頂戴しで要所を押さえたとても効率的でダイナミックな旅程を組むことができました。

写真(右)ワカティプ湖

写真(左下) ルートバーントラック

先ずクイーンズタウンに4泊し、ミルフォードサウンドクルーズ、ルートバーントラック一日トレッキング、ワカテブ湖アーンスロー号クルーズなどを体験いたしました。その他、街の中で、キウイ&バードライフパーク、ゴンドラでスカイライン、アンダーウオーター水族館、クイーンズタウン・ガーデンズ散策等々、町の魅力を存分に味わいました。お洒落なレストランも庶民的な食堂も、スーパーで買い出ししてホテルのキチネットで簡単な食事を作るのも含め、ちょっとした滞在型ツアーを味わう事が出来ました。娘は現地でトレッキング用の靴を調達し、私は眼鏡が壊れかけたときに、町の眼鏡屋さんが無料で修繕してくれて助かりました。


とりわけルートバーントラックのトレッキングは素晴らしいものでした。旅の仲間はオーストラリア人女性、イギリス人ご夫妻、私たち日本人の計5人。それにバイリンガルの日本人ガイドの若い男性が付き添って案内してくれました。彼の逞しく快活で知識豊富な案内のおかげで、NZの森林の魅力を十二分に味わうことができました。歩きながら旅行者同士屈託なく語り合えたのも楽しい思い出ですし、お弁当が手作りのサンドウィッチと大きなクッキー、NZのリンゴというのも素朴で美味しいおもてなし。ウオーキングスティックまで用意してくれたので大いに助かりました。

次にバスで移動して、マウントクックに1泊。ここでは4WDでタスマンバレー氷河見物、ゴムジェットボートで氷河湖観察ツアー、ハーミテージホテルでヒラリー卿のドキュメンタリー映画鑑賞などをしました。山の上から見下ろしても水上から見上げても氷河は恐ろしいほどの美しさでした。遠雷のような「氷河が崩れる音」に驚き、300年前に出来た氷のかけらを口に含み、水温3℃という生物のいない湖の色に魅せられ、雲に隠れたマウントクックの神秘的な存在を感じてNZの山岳地帯の奥を垣間見ることができました。


このときの4WD運転手兼ガイドさんは、ネパール出身のチベット系モンゴル人とのことで、一度も日本に行ったことがないのに丁寧な日本語を話してくれました。氷河湖ツアーでボートを大胆に操縦したNZ人の女性ガイドさんは、震える観光客を尻目に半袖Tシャツ。本当に元気で頼もしい。

写真(右) タスマンバレー氷河の氷塊

写真(左下) トランスアルパイン号

再びバスで、クライストチャーチに移動して3泊しました。ここではトランスアルパイン号鉄道旅行(クライストチャーチ・グレイマウス間)、ハグレー公園とクライストチャーチ市内観光、ウィローバンク野生動物公園(キウイガイドツアー)見学とマオリハカショー&ハンギ料理ディナーを堪能しました。


片道5時間の行程を往復するだけのトランスアルパイン号鉄道旅行でしたが、列車好きにはたまらない最高のルートです。牧草地に始まり、川沿いの風光明媚な沿線を走り、やがて山岳地帯に突入。そして激しい雨嵐に見舞われ、終点に着く頃にはようやく雨脚も弱まり、慌てて軽食をかき込むともう復路の発車時刻。何とも慌ただしい行程ながら、屋根だけ付いた展望デッキ車両にカメラ抱えた乗客が我も我もと詰めかけシャッターチャンスを狙う、ワクワクの一日となりました。車内のガイドアナウンスは他のどこよりクリアーなNZ英語で、録音して持って帰りたいほどでした。

写真(右下) クライストチャーチ市内を走る路面電車

クライストチャーチ市内は2011年の震災の復興途上にありました。まだそこここでブルドーザーが唸り声を上げており、半壊した大聖堂が痛々しい姿を留めています。ですが、同じく震災に見舞われた国の我々には他所事とは思えず、NZの現実を見ることのできる場所でもありました。路面電車で中心地を回れるのがありがたいです。


ウィローバンク野生動物公園とそこでのキウイガイドツアーもたいへん興味深いものでした。在来種と外来種の攻防がリアルに分かる展示ですし、動植物保護の様子をつぶさに知ることができました。キウイを観察する場所としてよく整備されていると思います。ここのガイドさんも元気な女性でした。堂々たる説明ぶりはNZ女性の活躍に接する良い機会となりました。


マオリハカショー&ハンギ料理ディナーはNZに来たからにはマオリ文化に接することなく帰るわけにはいかないと、旅程に組み入れたものです。行って本当に良かった。ショーは一方的に見せるだけではなく、観客を巻き込んで共に叫び、共に踊る「参加型」アクティビティー。地中で熱して作るハンギ料理は実に美味でした。


このマオリナイトに送迎してくれたピックアップドライバーの女性は大声で笑う話し好きのおばさまで、地元の普段着の人と接することができた嬉しい出会いでした。運転も大胆不敵。でも時間には非常に正確で、NZのガイドさんたちの優れてプロフェッショナルなところをまたしても実感しました。この頃にはすっかりNZの英語にもなじんでいました。

最後はオークランドに一泊二日しました。前もってアクティビティーは決めていなかったのですが、到着した日にハーバで"WhaleandDolphinSafari"と書いてある船を見かけ、海洋博物館のカウンターで翌日分の乗船予約をしました。最終日はイースターホリデーに当たり市内の店舗は軒並み閉まっていたのに、このツアーは休みなし。勇んで乗船したのではありますが、95%の確率でクジラやイルカに会えるはずが、どうやらクジラやイルカもイースターホリデーを決め込んだらしく4時間の航行中ついに一頭も姿を現しませんでした。船のデッキで思い切り水しぶきを浴び大騒ぎしていた乗客は、しおしおと解散する羽目に。それでもオークランド沿岸の雄大な海洋風景を堪能することができた船旅でした。乗船前に見学した博物館も見ごたえのあるものでした。


風景・風物も多彩でしたが、この旅でNZが多彩な人々によって成り立つ国であることを実感いたしました。NZで活躍する日本人の方々がたくさんいらっしゃるのにも強い印象を受けました。皆さん、とても生き生きと働き、暮らしておいでの様子でした。「ここでは(日本と違って)ストレスフリーですよ」と笑っていた若い方の言葉が忘れられません。

写真(左) オークランドから出たホエールウォッチングの船

以上のように変化に富んだ、内容充実のNZ旅行となりました。NZ旅行二度目の娘が、各地に到着した時の送迎をお願いすることで迷わず目的地に着くことができるから、ぜひ今回もGlobalNetにと最初から決めてプランを立てたのは大正解だったと思います。これまで個人で数か国に旅行したり滞在したりした経験はあるものの、本格的観光旅行は今回が初めてだった私は、経験豊かな旅行会社にサポートしていただくことでこんなにもスムーズにバラエティーに富んだ活動が可能になるのかと感嘆しています。各地で出会ったガイドさんたちの個性豊かなお仕事ぶりにも驚きました。観光立国NZをガッチリ支えているのはエージェントやガイドの皆様なのだなと納得した次第です。


2020年に向けて日本も世界に扉を開く観光国となることを目指していますが、NZに学べることはたくさんありそうです。そのような面からも今回のNZ旅行は貴重な経験でした。GlobalNetの益々のご発展を心よりお祈りいたします。どうもありがとうございました。

写真(右) ミルフォードサウンドのフィヨルドを行く観覧船

New Zealand紀行 「光を観に行く」  
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