青森から函館へ 晩夏の旅 2024

9.10 - 9.12, 2024

1. 青森 / 2. 青森・函館(1), (2) / 3. 函館(3) / 4. 函館(4)

青森で広大な三内丸山遺跡を見た後、北斗市でトラピスト修道院の静謐な風景に触れ(道内随一というソフトクリームを賞味し)、いよいよ函館市内最大の景観スポット五稜郭をタワーから見学する。幾何学模様の城砦はデンマークのコペンハーゲンで見た岸壁の要塞「カストレット」とよく似ている。開国当時に欧州の伝統を参考にしたことがよく分かる。少なくともこのような建造物を日本国内の他の地域で目にすることはないだろう。北海道の進取の気性が想像できる。そこが「箱館戦争」の現場になったことは興味深い。

暮色が深まるにつれ、街には灯りがポツポツと点り始め、闇に浮かぶ夜景が期待される。函館山山頂へロープウェイで登り実際に目にした光景は豪勢なものだった。ただ、以前の街を知る人は湾にイカ釣り漁船の漁火がほとんど見当たらないことや、街の煌めきにどこか勢いがないという残念な思いもあったようだ。初めて目の当たりにする者には、宝石箱をひっくり返したような圧倒的な景観だった。

1. 青森  (一日目)青森駅前ビーチ、八甲田丸、ねぶたの家ワ・ラッセ 弘前、岩木山神社、アソベの森いわき荘泊

2. 青森・函館(1)(二日目)三内丸山遺跡、新青森-新函館北斗駅(観光タクシーにて)トラピスト修道院、

函館(2) 五稜郭タワー、函館山(ロープウェイ)、函館市内夜景見物、湯の川一乃松旅館泊

3. 函館(3) (三日目)市電にて函館市内元町へ、元町散策、立待岬、トラピスチヌ修道院、函館空港、AirDoにて羽田

4. 函館(4) (三日目-2)立待岬、トラピスチヌ修道院、函館空港、AirDoにて羽田

五稜郭タワーの展望室2階(地上90m)から見下ろす五稜郭公園。

星の真ん中に見えるのが「箱館奉行所」

上から眺めるだけで実際には公園には行かなかった。

星型の鋭角的な造園が印象的な城砦だ。

白壁の建物は土蔵(兵糧庫)。解体を免れて修復されたものという。

堀と橋。写真手前が一の橋。直角に奥につながるのが二の橋。

五稜郭公園の全体像を堀まで含めて一枚に収めるには、撮影場所の高さが不足していた。

タワー北西部の街並み

タワー展望2階に鎮座する、土方歳三ブロンズ像。まるでロックスターのよう。

これらの有名な写真をもとにブロンズ像は製作されたとのこと。

函館山の向こうに日が沈む。左端が「立待岬」

日暮れの函館市内。

遥かに津軽海峡を見晴らす。

 

湾内に停泊するクルーズ船。

五稜郭復元模型

遠景に津軽海峡、津軽半島を見晴らし、近景には函館山、JR函館駅を視界に収めるという解説パネル。実際に確認しながら絶景を楽しめる。

日没を待ってロープウェイで函館山山頂展望台へ。

函館湾の東西が一望できる。

雲の様子が違うだけで似たような写真ばかりだけれど...

「宝石箱をひっくり返したような」という使い古された比喩を思わず口にしたくなる豪奢な夜景だ。

函館湾、半島の西側。

湾の東、津軽海峡方面。以前にはイカ釣り漁船の漁火が多数見られたというのに、今はほとんど見当たらない。

  (二日目終了)
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